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本・映画・音楽… Archive

新刊出ます

昭和のエートス
昭和のエートス内田樹

バジリコ 2008-11-21
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内田先生の新刊が今週発売。

2年ほど前に、産經新聞に寄稿された『女子大有用論』が、この中でもちょっと長めに書かれているそうです。

太陽系をつくる

sk_deagostini.jpg

デアゴスティーニから来年創刊される、週刊『太陽系をつくる』。

http://www.de-club.net/tmt/

先週ニュースで流れていたのをmakiさんに教えていただきました。

全52号予定とのこと。
気になりますね。

RED CRIFF

映画『レッドクリフ Part 1』を見てきました。
http://redcliff.jp/index.html

このサイト、「友を信じる」と「愛を信じる」の中身が逆になってる気がしますね。

そして、おもしろかったんだけど......これ、2時間に収めていただけないかしら......。
ムダに長い気がするんですけど......。
で、いわゆる「赤壁の戦い」は次回になるのね。
To be continued... がドカンと出た瞬間、ちょっと笑えた。

でも金城武の孔明と、トニー・レオンの周瑜はかっこよかったです。
そして、最初に劉備の奥さんと子ども(赤ちゃん)を守ろうと闘う趙雲もちょっとかっこよかった。いや、ちょっと笑えるんだけど、ちょっとかっこよかった(笑)。

劉備軍の3人の武将の1人、趙飛がちょっとキレンジャーぽくて、ここもクスっと来ます。「え? 素手?」とかね。

そして、孫権側の甘興(中村獅童)が意外とかっこよかったね。いいオーラ出てました。でもこれもちょっと笑えるんだけどね。


パート2は、来年4月だそうです。To be continued... の次に「最後にパート2の予告があります」って言われるんですが、長〜いエンドロールの後なので、ちょっと疲れました。本編も長いですからね。

ええじゃないか♪

読んだ本と漫画がたまってきました。とりあえず、最近読み終えた漫画から。

『ヤマタイカ』星野之宣
http://ja.wikipedia.org/wiki/ヤマタイカ

ヤマタイカ (第1巻) (潮ビジュアル文庫)
ヤマタイカ (第1巻) (潮ビジュアル文庫)星野 之宣
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stars戦え!戦艦大和!!
stars古代史に興味のある人は。。、
starsのっけからすごいことになっている
stars日本人の起源を探る

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以前、「宗像教授」シリーズを貸してくれたmakiさんに、また借りました。

物語後半に差しかかるぐらいから、「大いなるマツリ」とは、火の民族の血を引く(という仮説を元に話が進んでいる)すべての日本人によって行われるもので、実は歴史に残る「踊狂現象」がそれだという説に話が進みます。ちょっとここでゾクっとしましたね〜。

歴史に残る最初の「踊狂現象」は、644年の「常世の神事件」、次が938年に京都で起こった「ちまたの神事件」、945年、994年、西日本の「シダラ神事件」、1096年、京都、「永長の大田楽」......などなど。

13世紀から16世紀にかけては仏教的色彩の中で数多く継続されていったとのこと。その後、マツリの中心は伊勢へ。それが伊勢参り(おかげ参り)なのですね。そこから約60年に一度の周期でくり返される「三大おかげ参り」の時代へ。

1705年「宝永のおかげ参り」、1771年「明和のおかげ参り」、1830年「文政のおかげ参り」、そして......1867年、最後の踊狂現象「ええじゃないか」。作品中では、その次のマツリを「戦争」としていますが、wikipediaを見ると、さらにその60年後といえば、ちょうどバブルのころなのだとか。つまりジュリアナブームがそれなのではないかと某テレビ番組で言われていたそうです。

深くて面白かった。星野之宣はすごい。


星野之宣にハマったので、makiさんが「星野之宣とたびたび並び称される」という諸星大二郎の漫画も貸してくれました。うーん、ちょっと気持ち悪い......でも読んでみると面白かった! でも私は星野さんのほうが好きかな。ということでこっちは多くを語らず(笑)。


読んだ本については、感想を書いていこうと思っていたのですが、追いつかいていないので、『死の蔵書』やその他もろもろについては、ぼちぼち書いていきます。

最近は、英語の勉強とかいろいろ調べものとかもあって、あまり読書はしていません。makiさんに借りた『全国アホバカ分布考』も未読......すみません。

ええじゃないか♪


--
「ええじゃないか」といえば、関西人は、伊勢の名物「赤福餅」のCMを思い出すはず。

 えっじゃないか えっじゃないか ええじゃな〜いか♪
 伊勢の名物〜 赤福餅はええじゃないか♪

初めて社会科の教科書で「ええじゃないか」というのを知ったときは衝撃でした。
赤福の歌はここから来ていたのか〜、と。

メモ

『レッドクリフ』
赤壁の戦い。ま、一応見ておきたいかな。

『ブーリン家の姉妹』
地味な映画って思ってたけど、姉妹はナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソン......キャストは地味ではないのね。ざっくりいうと、1人の男(しかも王)ををめぐる姉妹(貴族)の"歴史的"メロドラマ。見たい。

『まぼろしの邪馬台国』
この夫婦のドキュメンタリー番組を見て、がぜん見たくなった。
邪馬台国にも興味があるけど、「夫と一緒に調べるのが楽しかった」「目の見えない夫の役に立てるのが嬉しかった」という、愛っていうか、向上心にものすごく刺激された。

『冬のシンフォニー』サラ・ブライトマン
これは聞きたい。テレビでちょっと聞いただけでじんわりしみこんできた。

The elephant in the room.

今年、7月25日。
私の誕生日に亡くなったカーネギーメロン大学教授のランディ・パウシュさん。

この本は、かなり話題になっており、私の上司がやった特集でも、さらりと取り上げられていたので、気になっていたのですが、姉が持っていたので借りて読みました。

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star知的好奇心の塊という人は,人生を楽しめるのですね
star人生に対し真摯に向き合うこと
star私だと余命いくばくと言われて何をするだろう?

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一冊丸ごと、心に刺さる言葉がつづられていて、どこが良かったとか、この言葉に共感したとか、簡単には言いづらいのですが、やはり、冒頭部分で登場する「部屋に象がいたら、まず象を紹介しなさい。」という、パウシュさんのお父さんの言葉が、一番心に残っています。


The elephant in the room.

無視しようのない明らかな問題が目の前にあると、人は見て見ぬふりをしようとする、ということを意味する、慣用句、ですかね。


ほかにも、「僕は『親の宝くじ』に当たった。」というのも、すごく共感できました。
うちも、割と独特な親だったので、ほかの人が与えてもらえたことを、与えてもらえなかった、ということはもちろんあると思いますが(私は大人になるまでかなりの世間知らずだったと思います)、逆に与えてもらえたこともかなり多いと思っています。

これを当たりととるか、ハズレととるかは自分次第ですが、私はかなり当たりだったと思っていますよ。ラッキーだったと思います。

また、私が、ある種のタイプの人間に対して抱く強烈なアレルギーも、きっと自分の生い立ちが深く関わっているのだろうなと思います。
もちろん、それは私の欠点にもなり得る点なのですが。

パウシュさんが子ども時代に入っていたという、フットボール・チームのグレアム監督の言葉もすごく勉強になった気がします。


「監督、ボールがありません」
「ボールは必要ない。フィールドには何人いる?」
「(両チーム合わせて)22人です」
「どんな瞬間でも、ボールに触れている人数は?」
「1人です」
「だからほかの21人がやるべきことを練習する!」

(↑完全な引用ではありません。)


すごいな、グレアム監督。


こんなエピソードも。
パウシュさんは、「スター・トレック」シリーズのカーク船長の「リーダーシップ」から多くのことを学んだのだと言い、子どものころから強烈に憧れていたようです。
そんなカーク船長(ウィリアム・シャトナー)が、パウシュさんの研究室を訪れたときのこと。
シャトナーさんは、3時間ほど研究室に滞在し、山ほどの質問をしたのだとか。
そして、パウシュさんの同僚は「よくわからなかったみたいだな」と言ったそうですが、パウシュさんはとても感動したのだそうです。

「自分が何を知らないかをわかっていて、知らないことを率直に認め、理解できるまであきらめようとしない。そういう人は究極の手本だ。僕に言わせれば、勇者にふさわしいふるまいだ」

そういえば、研究者をしている友人も「変なプライドは捨てるべき」と言ってたな。

ほかにも......。

ディズニーワールドで「何時に閉まりますか」と聞いて、「○時まで開いてますよ」と言われて安心感を感じたというエピソードにも、すごく共感できました。

Dutch uncle(オランダのおじさん)のエピソードも刺さりました。
厳しいことを率直に伝えてくれる人のことを「オランダのおじさん」と言う、ということ自体を知らなかったのですが、このエピソードを読んで、ちょっぴり自分を反省しました(笑)。


パウシュさんは、自分の両親、フットボールのグレアム監督、「オランダのおじさん」であったアンディ教授から教えてもらったこと、教訓として強烈に自分の中に染み付いていることを、この本の中で伝えているのだなあ、と最後まで読んで思いました。

そして、それは自分にとってとてもためになったことであり、人生を良い方向に変えてくれたことであると信じているので、それを学生や家族にも伝えたかったのだな、と感じました。


茂木先生がよく言われる「最初のペンギン(First Penguin)」について語られている章も、すごく面白かったです。


「君が賢いのは知っている。でもここにいる全員が賢い。」
これは......誰でも、どこでも言えるセリフじゃないですけどね......。


日本語訳を読んだのですが、原書で読みたくなって、アマゾンで注文しました。

The Last Lecture
The Last LectureRandy Pausch
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stars都度思い出すべき言葉が色々あります。
stars生き方、についてのレクチャー

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Rodrigo Y Gabriela

会社の先輩にすすめてもらった Rodrigo Y Gabriela。
さっそくDLして聴いてみた。
今、ブレイク中なのだそうですね。

私は、スパニッシュギターとかフラメンコギターとかが大好きなのですが、
それに、ロックなスピリットが加わった感じ......というのは、何かに書いてあったことで、
そういうロックなスピリットとか、私には正直わからない......けれども、
とにかくこのギターの音色とリズムが最高に好きです。

これも、仕事中、イヤなことを忘れさせてくれそう(笑)。
なんでしょうね、この心揺さぶられる感じ。
なんていうか、自分にハマる音楽を聴いているときに感じる、
あのドキドキしたような感覚って、確実に質感があるように思います。

先輩がたは彼らの演奏を聴きに、フジロックにも行かれたのだとか。
私は、野外フェスは落ち着かないからあまり好きじゃないので、
できれば室内で生演奏を聴いてみたいです。

Rodrigo y GabrielaRodrigo y Gabriela
Rodrigo y Gabriela
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アランフェスのロドリーゴ(ホアキン・ロドリーゴというそう)とは関係ないのだとか。
まあ、そりゃそうだ。
アランフェスは母が好きでよく聴いていたのですが、私は小さいころ、
「必殺仕事人」の大詰めで、「チャラチャー」とトランペットの音で流れる曲が、
アランフェスと同じ曲だと思っていたのですよ。フフフ。

ちなみに、ちょっと不良の叔母(母の妹)は、高校時代にフォークギターに目覚め、
さらに、クラシックギターの名手でもあったので、小さいころ、泊まりにいったとき、
いろいろと弾いてもらったもんです。
しかし、結局は「禁じられた遊び」をひたすらアンコール、でしたが。
主旋律と伴奏のアルペジオが混じってるのが、子どもにとっては、
魔法のように思えたのですねえ。

私もアコギは弾けましたが、あまりにもイルカに似てしまうのでやめました(笑)。

しかし、なんでギターでこんなにすごいことができるのか。
教えてくれた先輩がやってるギターデュオでも弾いてほしいでものです。
「黒いオルフェ」を演奏してくれたときは、かなり感動でしたが、
こういう激しい感じもかっこいいに違いない。

なるほどフレーズ

なんていうか、気軽に使えるフレーズをちゃんと知ったら、
ずいぶんと話やすくなりそうだ、とこの本を読んでみてわかった。

これは本当にいい。
レバレッジ...の人が勧めるのもわかる。
もうペラペラしゃべれる人には要らない本ですが、
英語力があるのにしゃべるのはムリって人にぴったりです。
もちろん、英語力がそんなになくてしゃべるのもムリって人も(笑)。


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大好きです。ジュンク堂

私が、そもそも小久保先生をじっくりと知るきっかけになったのが、
TokyoSource というウェブサイト。
http://www.tokyo-source.com/

当時から、小久保先生の名前で検索すると、すぐに見つけられましたから。
ほとんどのインタビューを読ませていただきましたが、ボリュームがすごい。
基本的に、TokyoSource とインタビュイーの対談形式で書かれています。
なので編集(話を時系列でまとめたり、継ぎ合わせたり)が少ないのかな。
本人がしゃべっている感じがそのまま出ていて、軽い感じで読めるのがいい。

そして、このインタビューが本になる、ということがずっと Editor's Blog などに
書かれていたので、どんな本になるのかなと楽しみにしていたのですが、
版元変更などなどいろいろ紆余曲折があったようで、ようやく先日発売に。

さっそく梅田のジュンク堂に見に行きました。
私が日本一好きな本屋さんでございます。
広々としていて、書棚の重厚感が落ち着くし、とても見やすいのです。

この本は、デザイン関連の棚にありました。

これからを面白くしそうな31人に会いに行った。これからを面白くしそうな31人に会いに行った。
近藤 ヒデノリ
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ぜんぜん知らなかったのですが、
「MBS『情熱大陸』やNHK『トップランナー』のネタ元として人気」
とのことで、小久保先生だけではなかったのですね。
あまり意識したことがありませんでした。
でも、そうですよね。うん。

帯は、これまた私の大好きな茂木健一郎さんにもらわれたと、
Editor's Blog で読みました
http://tsedit.exblog.jp/7489667/
編集長、近藤ヒデノリさんの「TRAVEL HETEROPIAー広告とアートの間で」でも。
http://d.hatena.ne.jp/camelkondo/20080217/1203223571

しかし、厚い本です!
紙厚もありますが、379ページあります。
そして、版面がギリギリまでみっちり〜。

ちゃんと小久保先生の記事はトリを飾っておりました。
そういえば、シブヤ大学についても、このサイトで
「そういうことやってるんだ」と知りました。
小久保先生もTS企画でシブ大で講演されておりました。

最初にサイトを見たときから気になっていたこと。
http://www.tokyo-source.com/interview.php?ts=20&p=2

ここで、先生が座右の銘として挙げられた言葉。

"Exploration is the physical expression of the intelectual passion."
(探検とは知的情熱の肉体的表現である)

「情熱大陸」でも、このチェリー・ガラードという人の言葉が引用されて
いたかと思いますが......。

"intelectual"でなくて"intellectual"なんですよね〜。
細かくてすみませんね〜。
私もスペルミス多いので、人のことはまったく言えません。
「ウェブだしね」という、自分の心のすみっこにある究極の甘えが
共感を覚えたので(笑)、そっと心に留めておきました。

しかし、本になったらやっぱり再チェック。
"intellectual"になっていました〜。
紙だしね。うふふ。

ただこれ、実は先生がホワイトボードに書かれている写真も掲載されていて、
その先生の肉筆の英文が"intelectual"なのでした。
いや、だから、人のことは言えませんって、本当に(笑)。
いいんです、いいんです。
l と r 間違えたりとか、directory を directry にしちゃったりとか。

TSの本は、読み応えのある良い本でした。
でも東京に帰るときに荷物が増えるとつらいので、購入はAmazonで......。


---

ジュンクではついでに、今はやりの『レバレッジ英語勉強法』をチェックしてみた。

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となりには、スティーブの『英会話なるほどフレーズ100』が。フフフ。
今さらだし、「レバレッジほにゃらら」とかのビジネス系はやり文句には、
どうも背を向けてしまいがちなのですが、読んでみたら「うんうんそうだよね」
と共感できました。
共感して気持ちよかった、というだけですが。
別に何かを得られて「頭に電気ついた感じ」、とかではなく。
むしろとなりの『英会話なるほどフレーズ100』を買いそうになった。

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starネイティブには当たり前すぎることでも
star良い教材と思います。
starとにかく会話したい超初心者の方に。
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なんだこれ、こんなに使えそうな本だったのか。
読めるし聞けるけど話せない、ワタシと同じタイプの人、多いかと思います。
難しい文章も読めたり、ニュースもわりと聞けたりするのに、簡単なことが言えない。
そういう人には、簡単なことを簡単に口に出せるように練習する(慣れる)ことが
必要なのだという、当たり前のことを最近実感していたところだったのですが、
そういう人には、こういう本なのかもしれないな。
めちゃくちゃ実用的な本だなと思いました。

スティーブ・ソレイシィさんとロビン・ソレイシィさんは夫婦だと思ってら、
親子だったんですね......。

ちびちび読書

『CREA』の今月号が、本の特集で、第二特集が海外ドラマ。
一応チェックしましたが、レビュアー、リコメンダーが、
なんとなくしっくりこなかったので、買うには至らず。
本って、昔は自分で本屋で何時間もねばって選ぶほうでしたが、
最近は、人に薦めてもらったのを読むのが楽しい。
自分では読もうと思わなかったものを読むきっかけになりますから。

今は『死の蔵書』(ジョン・ダニング著、宮脇孝雄訳)を読みつつ、
『ベルカ、吠えないのか?』(古川日出男著)を読んでいます。
前者は、Andohさんリコメンドで、結構前に買ったのですが、
なかなかじっくりと読む時間がなく、ちびちび楽しんでいます。
後者は、会社でよく本の話をする人のおすすめ。
古川日出男さんってこういう本を書く人だったのか。
初めて読みました。
すすめてくれた人は、ご本人公認エバンジェリストだそうで。
まあ、お仕事でご一緒されているので、本当なのかもしれない。

こうやって何冊も同時に読むから、ちびちびとしか進まない。
でも、全部おもしろいのでしょうがない。

ピアノはいい

ピアノの音ってなごみますよね。
私は、クラシックはそれほど聴かないのですが、
コンサートなどに行って聴くのはなぜか好きです。

あと、クラシックじゃなくて、コンテンポラリーも。

ジョージ・ウィンストンとか、やっぱり好き。
流行っていたので、敬遠する人も多いですが、
なんだかやっぱり、曲も音も好きなんだもの。

なんか「ジョージ・ウィンストンが好き」とか、
「リチャード・クレイダーマンが好き」というのが、
何となくかっこ悪い、という評価もあるようですが……。
絵で言うと、ラッセンみたいな感じなのだろうか(笑)。

私はクレイダーマン版の『ナイトバーズ』も好きで、
iTunes でよく聴く曲のうちの一つ。
もちろん、シャカタクのも入ってますけど。

なんかやわらかくなれるのですよ。

ぽにょ

『崖の上のポニョ』見てきました。
お話はシンプルだけど、ちょっとシンプル過ぎて、
もっと「ポニョの動機」とかをはっきりさせてほしいよね、
と、友達と話しながら帰りました。

しかし、車と波のスピード感ある追いかけっこ、元気なでっかいお婆ちゃん、
この辺は宮崎アニメの真骨頂(と勝手に思ってるんだけど)を見た感じがした。

個人的には、水の中から見た、水の外にいるポニョとそうすけが
めちゃくちゃかわいくて好きでした。

あと、見る前から友達に「ちょっといただけないよ」と言われていましたが、
所ジョージ……本当にいただけない、あれはちょっときつい。

でも物語前半のそうすけにはちょっとウルっと来ました。
絵本とアニメを混ぜたような独特な絵に驚きましたが、
途中からは違和感なくなりました。

あ、真骨頂、もう一つあった!
宮崎アニメのパンとハムはなぜあんなにうまそうなのだ?
パズーとシータが洞窟の中で食べる目玉焼きトーストと、
ドーラが食べてたハムのかたまりを思い出しました。
(「40秒で支度しな!」ってせりふの前のシーンかな)

そう、ぽにょの前にクリスピー・クリームでドーナツを。
映画見ながら食べようということだったのですが、
並んでる最中にドーナツくれちゃうから、それで結構、
ドーナツ欲が満たされてしまって、映画館ではすでに
しょっぱいものが食べたくなっていたのでした。

しかもお店の人が、「もう1ついかがですか?」
っていうから「あ、じゃあ、それもう1個……」。

「もう1つどうですか?」
「ああ……、じゃあそれももう1つ……」
「あと1つ!」
「え……? ていうか何で?」
「いや、スペース(箱の)を埋めたくて」
「い、いや、もうそれでいいです」

5個も買ってしまったじゃないか!
ぜんぜん映画館で見ながら食べる量じゃないし。
しかも6個入りの箱で結局5個という中途半端な数。笑
そしてフレンチクルーラーみたいの、あんまりおいしくないし〜。

博物館ラブ

『BRUTUS』、今回の特集は「博物館ラブ」です。

2332.jpg
http://magazineworld.jp/
表紙に呼び寄せられますね。
あの「鳥のビオソフィア」で見た、コンゴウインコの剥製。
本郷の東大博物館に見に行った、山階コレクション。
結構大々的に取りあげられていました。

美術館もいいけど、博物館はもっと好き。

がんばったで賞


Andoh様から、「頑張ったで賞」いただきました。
ずーーーーと探していた、トペリウスの『木いちごの王さま』。
トルストイに続き、また絶版ものをいただいてしまいました。
私が持って行ったのは、石垣の塩ちんすこう……。
何か、ステキな御礼を考えます。

この本は、小さいころ、本当に何度も何度も読んだ本。
今日いただいたものも、前の持ち主の人が何度も何度も読んだのだろうな。
で、ページをめくるときにつまむのが、ノド(とじてある側)に
近すぎたのだろうな。
ノド側にピリピリと破れています(笑)。
これ、よくやっちゃうんですよね。
なるべく小口(断裁してある方)側を持ってめくらないと。



はい、私、がんばりました。
ときには本気で一所懸命頑張らないと結果も出せないし、
何も見えてこないと学びました。
もちろん、頑張っても望んだ結果が出せるわけじゃないですけどね。
そして、いつもいつも全力投球してたら壊れてしまいますけどね。
でも、頑張ってみてよかった、と思えたなら、それは自分にとってプラスです。

今日は、白金のプラネタリウムBARに行ってました。
2時間制で2ドリンク3000円ちょっと。
それでメガスターが間近で見られるんですよ。
かなり幸せでした。

メガスター見ながら、AndohさんマシンでMITAKAまで見ちゃったりして。
しかも(も)博士の解説付き。私は幸せ者です。
博士を紹介するとき、「一応、天文学の博士の」って言ってすみません(笑)。

今月からの4D2Uドームシアターで公開されるコンテンツは、
「土星リングの秘密」なのですね。
http://www.nao.ac.jp/about/mtk/4d2u/index.html

なぜ、土星のリングが環の形状を保っているのか。
それは「羊飼い衛星(Shepherd Satellites)」と呼ばれる衛星の重力が、
ちらばるのを防いでいるんですって(こんな幼稚な説明で大丈夫か……)。
牧羊犬が羊の群れを誘導、統率してるように見えるからということですね。
なんてすてきなネーミング。
でも英名の「シェパード衛星」っていうのは、なぜシェパードなんだろ。
牧羊犬だから? でも、シェパードって牧羊犬って感じじゃないよね、
と思ったら、shepherd という単語はズバリ「羊飼い」という意味だった!
ぜんぜん知らなかった。単に犬種の名前なのだと思ってた。

羊飼い衛星、また一つすてきな天文用語(?)を覚えました♪

ついでに

茂木健一郎さんにちょっとハマったきっかけ。
以前からクオリア日記はしょっちゅう読みに行っていましたが、
「プロフェッショナル 仕事の流儀」も見たい人のときだけ見られたら見る、
という程度でありました。
しかし、以前(も)博士に、イケてる研究者を教えてくれ
(別に知り合いとかいう意味でなく)、と相談していたところ、
量子物理学者の古澤明先生(東大教授)を教えていただく。

で、そこで紹介されたのが「プロフェッショナル 仕事の流儀」の本。
古澤先生はこの番組に、割と初期のほうで出演されていて、
本で読んだほうがわかりやすいですよ、と教えてくれた、ので読んだ。

プロフェッショナル 仕事の流儀〈2〉
プロフェッショナル 仕事の流儀〈2〉茂木 健一郎 NHK「プロフェッショナル」制作班
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star仕事が人をつくる
starプロフェッショナル 仕事の流儀〈2〉
star必ず相手の中に本質はある
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この本の古澤先生のところだけ読んだわけです。
うん、おもしろかった。
そして古澤先生ではなく、茂木健一郎にちょっと惹かれたのでした(笑)。
本はもう20冊ぐらい出ているようです。
私はこれまたマーケットプレイスで1円で買いましたけどね。
最近、ほとんど本を1円〜500円未満で買っています。
いい時代になりました。とても助かります。
本コレクターではないので、古本でまったく問題ないです。
「検屍官」シリーズも宮部みゆきも、ほぼ漏らさず読んでいますが、
ほとんどが図書館で借りたかマーケットプレイスで買ったものばかり。
マーケットプレイスは、送料の340円が痛いんですよね〜。
だっていつも送料のほうが高いですもん……。

またやってしまった

今朝はひさしぶりに大きく寝坊した。
起きたら9時半だった……会議とか広告もののアップがなくて良かった……。
4時ぐらいまで本を読みふけってしまいましてね。

脳と創造性 「この私」というクオリアへ
脳と創造性 「この私」というクオリアへ茂木 健一郎

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star創造性は天才だけのものではない。
star好奇心と知識の連動
star私の中の茂木ベスト
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途中で寝てしまってまだまだ途中。
で、今日は21時過ぎに帰宅。
ご飯も食べずに、お風呂にも入らずに、また本読んでしまった;;;
いやー、今月TOEIC受けるのに、全然問題集やってないや、ヤバイ。

今日読んだ本はこれ。

ためらいもイエス
ためらいもイエス山崎 マキコ
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おすすめ平均 star
star前半はものすごく
star『ハッピーマニア』を連想する小説
star山崎マキコの普段の言葉・・
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ずいぶん前から借りていましたが、ほかに横入りしてきた本がたくさんあって、
ちょびっと読んで、主人公の後輩の女の子の言葉遣いが受け入れられず、
放置していましたが……が、読み慣れると普通に面白かったです。
なんか……少女漫画みたいな話だった;;;
恋愛なんて興味ねーし、仕事一筋だし、でちょっと心に闇のある三十路前の主人公。
しかし突然、見合いするし、したらなぜかモテ始めるし、いろいろ事件起こるし。
そして最後は……そう、そうなの、そうくるのね、最後はやっぱり少女漫画なのね。

なんていうか。
『キャンディ・キャンディ』でいう「丘の上の王子様」とか、
『星の瞳のシルエット』でいう「すすき野原の男の子」とか、
何かもう忘れたけど、何かの漫画で、小さいころ同じ病院に入院してた、
ちょっと変わった子、とか(わかる?)。

三十路版少女漫画風小説だなあ、でもまあ、いろいろ事件があって
おもしろいなあ、と思って読んではいましたが、まさかこの結末とは!
感動するか、ズッコケるかは読む人次第だろうか。
私はズッコケるというか何ていうか、「まさかそうくるとは!」
と……やっぱりちょっとズッコケた……。
でも、予想がつきそうでぜんぜん予想がつかなかったのがすごい……。

そしてギンポ君、浜田山在住……。

まあ、三十路版とは言うものの、主人公の28歳〜29歳を描いているので、
三十路前、なんですけどね。
30歳を迎える前の複雑な女ゴコロ……なんてのではないから、
その辺は安心してよいかと思います。

皆が少女漫画を読んでいた時代に、私はあまり読まなかったので、
漫画をよく読むようになったのは割と大人になってから。
(大学の部室にある漫画をせっせと持ち帰って電車で読んでいた……)
『星の瞳のシルエット』とか書いたけど、当時、同級生に大人気だった
漫画であるということと、ストーリーは何となく知っているけれど、
実際読んだことあるかというと、読んだことない(笑)。
だって「りぼん」だの「マーガレット」だの漫画雑誌を買うカルチャーが
我が家にはなかったんだもの。

とにかく、割と分厚かったけれどザクザク読めたので読了。
でも、もうこんな時間。
テレビつけると時間を支配されるからと最近つけないようにしてるのだけれど、
本を読みふけってしまうのもたちが悪いな……。
私、とくべつ読書好きってわけじゃないんですけど。

ピンクの恐竜じゃなくて

A1396-14.jpg

茂木健一郎さんのベストセラー『ひらめき脳』(新潮社刊)を今さら読む。
ふだん小説ばかり読んでいるので、こういう本をに読むのは珍しい。
以前はちょっと抵抗があったけれど、今は普通に読んで普通に吸収できるよう。

この本は、今までテレビや講演などで聴いたことも多く出てきて、
とてもわかりやすかったです(薄くて字も大きくて読みやすい……のもあり)。

というのも、茂木氏、講演などでは超早口で、どんどん思いついた話題に
飛んでっちゃうので、本にしっかりまとめてあるととても有り難いのです。
でも、その早口でめまぐるしい話し方でも、さほどわかりづらくなくて、
会話してるみたいで面白かったりもするので、そこがスゴイと思いました。

別に「目からウロコ!」みたいなことが書いてあるわけでもなく。
ただ、何となくわかってたけど、はっきり言ってくれてありがとう、
科学的根拠や、いろんな偉人のエピソードも交えて解説してくれてありがとう。
そんな感じ。

しかもこの本は「できるだけ易しく」書かれた本なので、
ものすごく軽く読めるのがいいところ。

全体を通して「ひらめきがいかにして生まれるか、いかに大切か」
ということが、さまざな例を元に、状況を解説しながら書かれています。

この本の中で、最初に刺さったのは、
「無からひらめきは生まれない」ということ。

まず「ひらめき」っていうのは、頭の良し悪しには関係ない、
ざっくりと言うとこんな感じの説明から始まるのですね。
確かにそれはそうだな〜っていうのは何となくわかってるじゃないですか。
大卒だからって、どんどんアイデアが浮かんで良い企画出して……
なんてことはぜんぜんないってことは働いてたらわかってはいるじゃないですか。

でも「無からひらめきは生まれない」のだな。うん。
ひらめきを生むためには脳の側頭葉という部分に、準備ができてないとダメ。
その準備というが「学習」なんだそうです。
ひらめくには、それだけの「マテリアル」をためておかなければならないとのこと。

そうなんですよね。それは何となく感じていました。
なるほどね。脳科学的に言ってもやっぱりそうなんですよね。

暗記や記憶と、ひらめきやクリエイティビティは真逆のものと捉えられがちですが、
学習によって蓄えられたアーカイブがないとひらめきは生まれないのだとか。
いろいろな例をあげて、これについて説明されています。

この本の最後のほうでは、エジソンの有名な言葉、
「天才とは1%のひらめきと99%の努力のたまもの」
についても触れられていますが、やっぱり天才も努力がベースなんですね。

自分が今さら天才にはなれませんが、別に天才になる必要はなく、
ひらめくときのために、アーカイブをたくわえていればいいんじゃないかな、
ぐらいには思いました。

そして「セレンディピティ」についてですが、この言葉自体はよく聞きますよね。
昔は、ピンクの恐竜の名前としか思ってなかったですけど(笑)。
ちゃんと訳すと「思わぬ幸運に偶然出合う能力」となるのだそうです。
ノーベル賞クラスの発見も、「セレンディピティ」が存在しているとのこと。
この「セレンディピティ」を起こすために必要な6つの条件が揚げられています。
その中で一つ目の条件とされている「行動」。
まず行動を起こさないとセレンディピティも何も得られない、と。
とりあえずは体を動かして何かをやってみないと何も起こらない。
私も最近になってようやくこういうことを悟り始めた、というか、
悟っているということを意識し始めた部分もあるので、なるほど、と思いました。
大学のときの礼拝で、チャプレンがこの「セレンディピティ」の話を
していたことがあって、同じようなことを言ってたな……と思い出しました。

すごく長くなってしまいましたが、そんな感じで納得のいく読後感スッキリ、
という感じの本でした。

ただ、私はなかなか「First Penguin」にはなれないな……。
最初に飛び込むペンギンのことなんですが、茂木先生は過去の講演などでも、
このペンギンの話はよくされています。
勇気を持って新しいことにチャレンジする人のことをこう呼ぶのだそうです。
臆病者だもんで。

ひらめき脳 (新潮新書)
ひらめき脳 (新潮新書)茂木 健一郎
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starひらめきの仕組みとは?
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猿丸幻視行

『猿丸幻視行』(井沢元彦著・講談社刊):Andohさんレコメンド を読み終える。
『山頭火 後ろ姿の殺人』を読んだときと同じワクワク感。
ストーリーはさらに深くて、ぜんぜん厚みのあるお話ですけど。
似てなくはないです。

しかし、同時に何冊か読んでいるので時間かかりました……。
ついつい茂木健一郎さんを読んでしまって(笑)。
お風呂では英語の勉強と決めているのでお風呂でも読めず。
ずいぶんと長い期間読んでいたように思います。

最初は、「結構読むの大変そうだな」と思って本を開いたのだけれど、
「なんだ、結構軽い、これはサクっと読めそうだ」とスイスイ〜。
ところがどっこい、三分の一も読み進めると、登場する歌を覚えるのが大変。
覚えるって別に暗記するとかじゃなく、いろは歌が何種類も出て来るし、
長歌、反歌などなど、組み合わせがわからなくなってくるのですよ。

私、文学史が結構得意なんですね。
私の通ってた大学の入試にやたら文学史が出るもんで(問題もマニアック)、
ほかの受験生よりも文学史を覚えるのに時間を割いていたと思います。
文学史って覚え出すと面白くてついついはまっちゃうんですよね。
実はそんなことばかりしてる場合じゃなかった(メインの勉強間に合ってない)
のに、ついつい文学史に時間を割いちゃって。

そして百人一首も好きなのですね。
いまだに百人一首の本を読んだりもします。

で、この『猿丸幻視行』って本はですね、
「柿本人麻呂=猿丸大夫」説を軸に書かれている小説で、
何て言ったらいいのかな、事実に基づいたフィクション、というか、
うーん、事実、とは言い切れないか……。
史料などに基づいて学者がたてた斬新な説(スタンダードには至っていない)を元に、
実在の歌人で民族学者の折口信夫(おりぐちしのぶ)がその真相を明らかにする。
そんなお話なのですが、もちろん、その物語はフィクション。

文学史が好きだった私には馴染みのある単語が連発で、ワクワクしました。
日本書紀、続日本紀、日本霊異記、和漢朗詠集、懐風藻、万葉集、
こんな古いものから、近松門左衛門にもちょっと言及したり。
出世景清とか、心中天網島、女殺油地獄とか必死で覚えたな〜。
あ、一番有名なのは曾根崎心中か。
赤染衛門の栄華物語とか、マニアックなのもいっぱい出てきました。
ほんと、くすぐられるわ〜。

最後のほうは、もう本当におもしろくてぐいぐい引き込まれました。

軽い…サクサク ⇒ 面白いけどしんどい…ちまちま ⇒ 黙々 ⇒ 没頭…ザクザク

そんな感じでした。
これはかなり面白いですよ。
そして江戸川乱歩賞受賞作品ということで、巻末には、
審査員の選評も掲載されていて、それもまた面白かった。
「梅原氏の著書によりかかりすぎ」、なるほど〜。
もちろん「でもすごい」という評価なんですけどね。

これは面白かったです、本当に。
歴史の要素たっぷりなので、男の子がはまりそうな本です。

現代のシーン、要る? とも思いますが(笑)。
あ、でもそうじゃないと「幻視行」にならないか。


猿丸幻視行 新装版 (講談社文庫 い 31-13)
猿丸幻視行 新装版 (講談社文庫 い 31-13)井沢 元彦

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star井沢元彦って推理作家だったんだ
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新装版でこんな感じで出ていますが(もう一つ古い文庫もあるようです)、
私は、アマゾンでハードカバーの初刷を買ってしまいました。
定価980円だって。この分厚さでハードカバーで……時代を感じます。

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頭から離れない

別に Coldplay とか、好きってわけじゃないんですけど、
Apple の CM がかっこよすぎて、頭から離れないし。
iTunes で買ってしまいました。
iTunes Store - Viva La Vida

いやー、かっこいいね。
イギリスだねー。

とりあえず、1曲買い。
これが昔だったらあり得なかったなー。
アルバムで買うべし、ベスト盤も邪道、ぐらいに思ってた時代があった。
今は音楽にはとんとこだわりがなくなってしまって、大体1曲買い。

いやー、かっこいい。
古い音楽ばっかり聴いているので、久々新鮮な気持ち。
イギリスといえば、私はいまだに The JAM とか SMALL FACES とか、
あとはXTCとか……大学時代に好きだった曲をいまだに聴き続けています。

ぜんぜんジャンルも何も違いますが、前に会社の先輩に借りた、
Bobby Hebb の Sunny も最近心にしみます。
頭(耳?)にこびりついて離れない曲の一つ。

あと、心にしみる系では、Chuck Mangione の Feels So Good。
姉がエレクトーンで弾いていたので、小学生のころぐらいから
すごくなじみの深い曲なのです。

そして、阪神大震災が起こった夜、ようやく電気が通って、
テレビは映らないのでラジオでFM802をつけたら、何とこの曲が! 
何となく気持ちがやすらいだのを覚えています。


ちょっとイントロ長いです。
いいよねー、フリューゲルホルン。

頭から離れないメロディー、ほかにもいっぱいあります。

とりあえず、今はめずらしく Clodplay なんて聴いちゃってますってことです。

グリムスの木がモッサモサに成長してきました♪

心温まるゾウ映画


© 2008 Fox, Based on Dr. Seuss characters TM & © Dr. Seuss Enterprises.
『ホートン/ふしぎな世界のダレダーレ』
http://movies.foxjapan.com/horton/

原作は、ドクター・スースの『ぞうのホートン ひとだすけ』。
ドクター・スースは英語圏では知らない人はいない絵本作家。
この作品も全世界で2億冊以上を売り上げているのだとか。

ダレダーレとは、ホコリほどの大きさしかない、
ダレダーレの国に住む小さな小さな人々のこと。

「どんなに小さくたって、ひとはひとだ」

目で見ることすらできないダレダーレたちを全力で守りぬこうとするホートン。
これは子どもに見せたいね。大人も見たいね。
7月、ついに公開。

宗像教授とか

宗像教授異考録 1 (1) (ビッグコミックススペシャル)
宗像教授異考録 1 (1) (ビッグコミックススペシャル)星野 之宣

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starなぜブレイクしない!
star帰ってきた宗像教授
star思いがけない仮説の提示
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昨年、makiさんに借りて読んでいた宗像教授シリーズ、本当におもしろい。

これを読んでいて、日下圭介という作家の『山頭火、後ろ姿の殺人』
という推理小説を思い出しました。

最初はなんてことのないよくある推理小説なのですが、
途中、種田山頭火の謎にせまり大胆な仮説(異説?)を説いていくところが、
「これはどこまで実話なの? 何なの?」とぐいぐい引き込まれます。
トリックとか謎解きの伏線とかは、ごく普通で火曜サスペンス劇場みたいに
軽い感じなのだけれど、とにかく「山頭火ってそうなの?」と引き込まれます。
残念ながら絶版です。


今は、伊沢元彦という人の『猿丸幻視行』というのを読んでいます。

猿丸幻視行 (講談社文庫)
猿丸幻視行 (講談社文庫)井沢 元彦

講談社 1983-01
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star面白い所取り
star折口信夫が探偵とは!
star第26回江戸川乱歩賞受賞作品
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私はマーケットプレイスで、ハードカバーの初刷を買ってしまいました(笑)。
普通に安かったもんで……。

これ以外にもいろいろ並行して読んでいて大変です。
友達に借りた山崎マキコの『ためらいもイエス』はじゃっかん挫折気味。
主人公の同僚(後輩?)の言葉づかいがどうしても受け入れられない……。

ためらいもイエス
ためらいもイエス山崎 マキコ

文藝春秋 2004-04-21
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おすすめ平均 star
star前半はものすごく
star『ハッピーマニア』を連想する小説
star山崎マキコの普段の言葉・・
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うーん、いっぱいいっぱい頑張ってるんだけど木が育たない…。

食堂かたつむり

最初からいきなり切なかったけど、最後、残り5mmぐらいのところで号泣。
事前に情報も入れず、何も意識せずにそこまでずっと読んできたけど、
ああ、「食べ物への感謝、毎日食べられることへの感謝」がずっとつづってあるんだ、
ということに、そこでようやく気づいた。全編ずっとそうだったな、と。
「食べ物に感謝する」それを思い出さされる究極のでき事が最後に詰まっている。

母親と娘との間の気持ちのすれ違いとか、
その、からんでしまった糸が少しほどける瞬間とか、
そういうところにも少しほっこりできたかもしれない。
かもしれない、っていうのは、あまり明確には感じなかったというか、
何かちょっと、微妙なのだ……。
その辺には、わたし的にはちょっと不満があるわけで(笑)。

あと、ちょっぴり下品というか、恥ずかしいというか、
何て言ったらいいのか私の貧弱なボキャブラリーからは出てこないが、
そういう表現が意外と出てくる。
この物語にそれは必要だったの?
スパイス的な要素なのか?
わたしには、その辺がちょっと邪魔に感じた。
きれいな気持ちで、じっくりその世界に浸って読みたかったのに、
ときどきすごく異質に感じる表現に出合って、幾度となくがっかりした。

そういうところがいいのかなあ……わたしには理解できないや。

心に残った言葉。

本当に大切なことは、自分の胸の中に、ぎゅっと、鍵をかけてきっちりしまっておこう。誰にも盗まれないように。空気に触れて、色褪せてしまわないように。雨風にさらされ、形が壊れてしまわないように。

これは、最初に書いた、クライマックスから5mmぐらいのところのでき事に対する、
主人公、倫子の気持ちを描いたところ。

思い出したくないとかじゃなけど、それについて語れなかったり、
人に話すことをできるだけ避けていたことが、わたしにもある。
こんなにおしゃべりのわたしでもあった。
それってこういう気持ちだったのかもしれないな、と思った。


食堂かたつむり
食堂かたつむり小川 糸
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starこれからのヒント
star「食」の重要さ・ありがたさを教えてくれる本
star愛のある料理
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The Golden Compass

姉が前売りをゲットしたとのことで六本木まで見に行ってきました。
これは、先月仕事でちょろっと紹介したので、大体内容は把握してました。
試写などを見たわけではないのですが、話しがややこしくて、
作品解説を書くのに(本文は著者が書くのですが作品解説は編集が書く)、
プレス用の資料を読んだり、ウェブで調べたりして、ようやく理解しました。

でもね、そこで私は、
「舞台はオックスフォードの街、しかし現実の世界とは違うパラレルワールドで…」
という解説を書いたのですが、映画見ただけじゃオックスフォードとかわからんし;;;
ええええ〜、資料に書いてたやん!笑

これは原作も結構難しいらしく、子どもが読むにはちょっとキビシイらしい。
以前、特集で、イギリス人の著者の先生に「おすすめ洋書」を書いてもらったときに、
この原作『His Dark Materials』をすすめてくださったのですが、
そのときのおすすめコメントも何言ってんのかさっぱりわかりませんでした。
最後まで読んだら面白いんだろうけど、一言で説明しづらい作品のようです。

ライラの相棒は彼女の "daemon" であるパンタライモンです。話を読み進めないと "daemon" が何なのか理解できないのですが、これはとても面白い発想なんです。

とその先生。
最初はダイモンという言葉も知らなかったし、担当者から原稿が回ってきて、
チェックしたときは「話の内容がぜんぜんわかんねっす;;;」みたいに
エンピツを入れた記憶があります。

この作品は、トリロジーです。
「The Golden Compass」はその一作目。
だからかなり、トゥ・ビー・コンティニュードな感じで終わります。
それはいいんですけど、もうちょっと説明があってもよかったんじゃないかな。

ただ、ライラの着ているニット物がかなりかわいかったです。
ニット帽も何種類も出てくるのですが、全部かわいい!
また彼女のふんわり金髪ウェーブヘアに合ってるんですよね〜。
ニットコートもかわいかったです。
そもそもダコタ・ブルー・リチャーズ がかわいいです。
オーディションで選ばれた新人さんとのことですが、演技もなかなか(多分)。
いいな〜、あんな髪型、かわいいな〜。

ライラがかぶっていたニット帽の製図を出してくれたら絶対買います……。

そして、クマはやっぱりかわいかったですよ♪


▼別にネタバレとかじゃないですが、知りたくない人は以下は読まないように〜。

ただねー、何だかすべてが唐突すぎて。
誰が悪者で、悪者同士がどうつながってるのかが意味不明。

面白いので読み始めたら止まらなくなることを約束します、と前出の先生は言ってるので、
じゃあ、続きを見るとどんどん謎が解けて面白いんだろうか、と気にはなる……。
でもダイモンの謎とかはわかるんだけど、今回出てきた、サモエード族とか、
オオカミをダイモンに持つ族(?)とか、やっぱりこのまま放置な気がするな〜。
それがニコール・キッドマン扮するコールター夫人となんで関係あるの?

とかさ〜。

なんかちょっと「???」なところが多かったです。
ストーリーをかなり知っていた私ですら、つながりがよくわかりませんでしたから。

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異邦人

今さらですが、パトリシア・コーンウェルの「検屍官」シリーズ最新刊。
今回のタイトルは「異邦人」で、またもや上下巻。

前作の「神の手」からは、主要人物の「老い」が強調されている気がしました。
主人公ケイが、バージニアで検死局長をしていたのは、もう20年も前の話なんですよ。
20年前で局長ってことは、今何歳よ!と思ってしまうのですが、
相変わらずケイはモテモテです(ときには犯人にもホれられてますから)。
元FBI心理分析官のベントンとも、相変わらずケンカしたりくっついたり(笑)。

でも、ケイ以外の人物の「老い」との戦いが結構壮絶です。
みんなすごく不幸すぎて、読むのがしんどくなりました。
姪で元FBI捜査官のルーシーは、ぜい肉のついた体を自分の体を直視できなかったり、
バージニア時代からケイの秘書をしているローズはもうお婆ちゃん……。
でも、このローズも恋とかしちゃってるんだけど。

「老い」とともに「進化」も感じますね。
シリーズ初期では携帯電話すら出てこなかったのでは、と思うぐらいなのですが、
今となっては、iPodやiPhoneが登場します。
「ルーシーはアイフォンに記録した」ってのが一瞬何のことかわからず(笑)。
アイフォンって書かれたら「iPhone」とすぐに認識できないですね。
ほかにルーシーは、iPodに見せかけた盗聴器なんてのも使ってます。

最終的に事件の真相は意外ではあったのですが、何ともすっきりせず。
マリーノ(例の下品な元刑事ね)はどうなっちゃうの?
というわけできっと続刊も買ってしまうのでしょう。

今回も私の中のシリーズ最高作「死体農場」と「接触」を超えられませんでした。
やっぱりな〜、第三者視点で場面が1見開きで切り替わっちゃうのは、
とても読みづらいし状況を把握しづらい。
む〜ん、ケイ視点に戻せないのかな〜〜〜。

異邦人 上 (1) (講談社文庫 こ 33-26)異邦人 上 (1) (講談社文庫 こ 33-26)
パトリシア・コーンウェル 相原 真理子
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ひとりでは生きられないのも芸のうち

まだ、まえがきしか読んでいないのですが……。
私の大学の恩師、内田樹先生の最新刊です。
昨年の『村上春樹にご用心』もかなりの書店で平積みになっていましたが、
今回の新刊もかなり売れているみたいですねえ……。
ブログ「内田樹の研究室」の記事をまとめたような内容のようです。

内田先生は私のような頭のよろしくない人間にもとても読みやすい文章で、
私のようなぼやけた頭でモヤモヤ考えててもはっきりしないことを、
気持ちよく書いてくださるので、先生のブログを読んでいると本当にすっきりします。

私たちの時代からとても人気のあるゼミでしたが、今や内田先生は有名人。
昨年は「AERA」の人気企画「現代の肖像」でも取り上げられていましたから、
ゼミに入るのもさらに大変になっているんだろうなあ。

芦屋の先生のマンションで、焼肉をしたこと、
エプロン姿でひたすら料理を作ってくださった姿が一番思い出されます……。

ひとりでは生きられないのも芸のうちひとりでは生きられないのも芸のうち
内田 樹
文藝春秋 2008-01-30
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『earth』

六本木ヒルズに『earth』を見に行った。

http://www.loveearth.com/jp/

『WATARIDORI』『ディープ・ブルー』『皇帝ペンギン』などなど、
ネイチャーもののドキュメンタリー映画はいろいろ見たけれど、
今回のが一番良かったように思いました。

感動するし、ドキドキするし、何よりすごくかわいいし。

気に入ったシーン。
(ドキュメンタリーなのでネタバレってことはないと思いますが、
 まっさらな気持ちで見たい人は読まない方がいいかも???)

・冒頭、シロクマの子どもが斜面をずり落ちるところ
・カンザシフウチョウのディスプレイ(求愛のダンスね)……の前のお掃除
・オシドリのヒナ、木の上にある巣からの初フライト
・追うオオカミ、逃げるトナカイの子ども。すごかった
・ゾウの行進。ちょっと玉突きになっちゃったり
・チーターがガゼルを捕らえるところ、怖いけどすごかった
・カジキがエサの魚を食べるところ。まるでCGのようだった
・アネハヅルがヒマラヤを越えるところ
・餓死寸前のシロクマが、最後の賭けに出て、セイウチの群れに飛び込むところ

本当にすごかった。
肉食動物が草食動物を襲うシーンも、当然ながらあるわけですが、
でも、残酷なシーンは一切ありません。
そこまで見せる必要はなく、十分に伝わるからだと思いました。
とにかく、必死で逃げるトナカイを、必死で追うオオカミ、
空腹でたまらないライオンが、ゾウの子どもを襲おうとすると、
それを必死で守る親ゾウ、それを見るだけで何か伝わっきますから。

「温暖化っていうのは、単なる地球の周期の問題で、騒ぐことじゃない」
というのが最近の見解ですよね。

それもわかります。
マスコミがあおり過ぎっていうのもわからないではないです。
でもね、そういう問題じゃないのだよ。
地球が汚れるのはよくないのだよ。
いろいろな動植物と共存しようよってことだよ。
そういう意味で、今、警鐘を鳴らすべきところまで来ているというのは
やっぱり明らかだと思うから。

だからやっぱりゴミは減らしたいし、緑を守りたいし、空気をきれいにしたい。
CO2ウンヌンカンヌンじゃなく、単純に車の排気ガスは空気を汚すし。
歩けるところは歩こうよ、電車のろうよ、自転車のろうよって思う。
海や川は汚さないようにしなきゃいけないなって思う。

次からは、しゃぼん玉石けんにします。
http://www.shabon.com/
小さなことからこつこつと、だと思います。

--
予告編をいろいろ見て、『ウォーター・ホース』が見たくなった。
http://www.sonypictures.jp/movies/thewaterhorse/

仕事でチェックしたときはちょっとバカにしてた……ごめん。
今月は『スイーニー・トッド』と『テラビシアにかける橋』を見る予定ですが、
『ウォーター・ホース』もぜひ見たいと思いました。
3月は『The Golden Compass』の映画、『ライラの冒険』も封切りですよね。
www.goldencompassmovie.com
これも見たい〜。シロクマかっこいい〜。

毎月14日は「TOHOの日」ってことで、TOHOシネマズでは、
1000円で見ることができるんだそうだ!

『誰か』宮部みゆき

誰か (文春文庫 み 17-6)
誰か (文春文庫 み 17-6)宮部 みゆき
文藝春秋 2007-12-06
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star一見凡庸な探偵役が魅力的。サスペンスフルじゃなさすぎなところもいい。
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文庫化されたのを機に読んでみた。
宮部みゆきの推理物で、読みのがしていた作品の一つ。

感想としては、宮部みゆきにしては若干うすっぺらい感じがした。
けど、大作「楽園」上下を読んだ後だから仕方がないのか。
ボリューム的には『レベル7』ぐらいなのだけれど、
読んでいて『レベル7』ほどのわくわく感は感じない。

内田康夫を読んでいるような感じ、とでもいいましょうか。
すごく面白いのだけれど、よくできた普通の推理小説でした。

異能者も登場せず、不思議な事件や謎もない感じ。

あとは、人物描写、情景描写が極端に多い。
これまでの宮部みゆきの推理物ってこんな感じだったか?
何かを描写している文章に、さらに( )がついて、ツッコミが入っていたり、せりふ部分も多いのだけれど、そのせりふにいちいちツッコミが入っていたり。
ちょっとくどいかなー、と思いながら読みました。
よくよく思い出してみると、昔の作品はそうだったかも?
『パーフェクト・ブルー』とか……。
本は図書館で借りて読むことが多いので、手元に本がなく、確認はしておりませんが。

パトリシア・コーンウェルの「検屍官」シリーズを読んでいて、『黒蠅』から突然、