一緒に暮らした犬や猫との死別は本当につらい......。でも、今日「動物奇想天外」を見て、盲導犬とそのユーザーとの別れはもっとつらいものだと感じた。
盲導犬は12歳をめどに「引退」を迎える。目の見えないパートナーを安全に導くには、それが限界なのだという。
ユーザーである菊地さんと、そのパートナーのオペル(ラブラドール・レトリバー)にもその別れのときがやってきた。北海道にある盲導犬協会にオペルを連れて帰り、オペルはそこにある老犬ホームで余生を過ごすのだという。
盲導犬を引退してもパートナーとして一緒に暮らせたらどれだけ嬉しいことか、とユーザーの人も思っているはずだ。でもそれはなかなかできることではないだろう。そしてさらにつらいことに、オペルを置いて、新しい盲導犬を連れて帰らなければならない。
泣くとオペルが不安がる、と笑顔で別れた後、部屋で新しい盲導犬ユナと出会った菊地さんの表情には、複雑な心境が見てとれた。
私は何でも、自分がもし同じ立場なら、と考えてしまうのだが、今回は本当につらかった。
どうしようもないことだと、新しいパートナーとの出会いが必要だとわかっていても、自分が「古くなったものを新しいものと取り替える」かのように、長年連れ添ったパートナーを置いて、新しいパートナーを連れて帰ることに対する悲しさ、罪悪感......。菊地さんもきっと、いろんな思いからあの複雑な表情を見せていたに違いない。
それから2週間、ユナと訓練を続け、心を開いた菊地さん。北海道を去る前にもう一度オペルに会うべきかどうかと悩む。もう一度会ったら、自分もオペルもまた悲しい気持ちを味わうことになるから。でも、ラブラドールの寿命と自宅から北海道までの距離を考えると、会えるのはもう最後かもしれない、と最後に会って帰ることを決めた。
最後に会ったオペルは、老犬ホームでの新しい人生をしっかりと歩み始めていた。菊地さんとの再会に興奮することもなく、むしろ少しそっけない態度で接している。少し安心。2人はもう一度、笑顔で別れることができた。でも、オペルが出ていった後、菊地さんがくちびるを振るわせて涙を流すのを見て、本当に胸が痛くなった。

盲導犬はだめだね・・・
私も見てると胸が締め付けられるような気持ちになってしまいます。
よく恵比寿で会う盲導犬がいるのですが、いつも後ろからそっと心の中でエールを送っています。雨が降り出す直前の真夏の蒸し暑い午後に雨よけの服を着せてもらい人ごみをもくもくとご主人の前を歩く姿を見て、涙が止まらななってしまったことがあります。。。
ただ犬達が心通い合うパートナーとすごす12年はとても幸福なんだろうとも思います。
私達ができることは盲導犬たちが動きやすい街になるよう、協力することですね。それから盲導犬がいなくても、目のかわりができる技術が早く生まれてほしいですね。
そうだね、そういう技術の開発も応援したい。